さて、ここまで読んできて「自分ももしかしたらうつ病なんじゃないか?」と思った方へ。
もしくは、身の回りにうつ病かもしれないひとが思い当たる方へ。
まずは検索ページから「うつ病自己チェック」を探して、チェック!
本当に病院に行ったほうがいいかをご判断ください。
そしていざ「病院へ行ったほうがいいのかも?」と思っても、
初めて精神科に行くのは抵抗がある方も多いかと思います。
私も実は、病院に行くまでに「自分で解決できないものか」と思い悩み、いろいろな本を読んだりもしました。
が、結論から言うと、すでにうつ病が発症している場合、
本を読んでも結局は自分探しの迷宮によりどっぷりとハマってしまう可能性が大きいのでかえって危険です!
思いきって精神科に行きましょう!!!
さて、お待たせしました。
今回は私なりに感じた「病院選びのポイント」を書かせていただきます。
*まず自分の家に近いこと!
(健康なひとは遠くても名医がいる病院のほうがいいと思ったりしがちですが、
実際にうつになると家から出ることもしんどいので、これが第一条件です!)
* ホームページを見て、自分に合いそうなところ。
(「へっ?」と思うかもしれませんが重要!
たとえば私だったら前回書いたような病状の理由から精神科なのに
ホームページに「◯◯はダメです」って書いてるとこには行きたくないです。
ちょっとしたことなんですが、そのときの自分に抵抗のないところを探すのが、
自分に合った医師に出逢える第一歩だと思うので重要です!)
*できれば精神科とカウンセリングルームを併設しているところがいいかと思います。
これについては、以下に詳しく書きます。
たぶん「精神科とカウンセリングルームってどう違うの?」と思われる方が多いのではないでしょうか?
実は私も、自分がお世話になるまではハッキリと違いがわかっていませんでした。
簡単に言うと、
精神科 は
医師が「診察をしてお薬を処方してくれるところ」で、
健康保険の対象内。
カウンセリングルーム は
カウンセラーが「患者の話をきいて、自分が答えを導き出す手助けをしてくれるところ」で、
健康保険の対象外。
実は私は最初、自分が精神の病だと認めるのがイヤだったので、精神科を受診せずカウンセリングを受けに行きました。
そして数回カウンセリングを受けて、自分の抱える問題がはっきりと見えてきた時に
自分だけではどうしようもなくなって、カウンセラーから併設の精神科の受診を勧められました。
そして精神科の受診を始めてからも2週間に1度カウンセリングのお世話になることで、
本当の意味での「治る」
きっかけをもらったと思っています。
「社会の中の"役割"としてではない、"本来"の自分」を見つけること、
そして「それを認める」こと
が本当にうつ病を治す事だったと私は感じています。
(これだけでは漠然としているので、今後具体的に書いていきますね。)
しかし、うつ病を発症した場合、
現代の忙しい社会の流れの中でそれを自力で取り戻すことは容易ではありません。
そのための手助けをしてくれるのが抗鬱剤だと思います。
しかし、お薬だけで「"本来"の自分を認める」ところまでたどり着くのは、
そのひとの置かれている環境により難しい場合も多いのではないかとも思います。
そのお手伝いをしてくれるのがカウンセリングだと考えてください。
もちろん精神科の医師も話を聞いてくれないわけではないので、誤解なきよう!
ただ、限られた「診察」の時間でお話できたことは、
完全に1時間たっぷりお話できたカウンセリングに比べてしまうとそう多くはなかったのも事実です。
少なくとも私はカウンセリングを受け続けて本当に良かったと思っています。
但し、現状では健康保険の対象外ですので、お金は受けた回数ぶんしっかりかかります。
金銭的に難しい場合もあるかと思いますので、ご自分の無理のない範囲で併用することをお勧めします。
さあ、勇気をだして、検索サイトでお近くの精神科を探してみましょう!
最近は「メンタルクリニック」という名前のところが多いかもしれません。
ちなみに「心療内科」と「精神科」との違いは、
前者は精神的なストレスが体に現れる症状が強い方向け、
後者ははっきりと精神疾患の症状がある方向け、とされています。
その定義からすると、うつ病の自覚症状がある方は「精神科」となりますが、
最近はうつ病を診療している心療内科もあるようですので、まずはお電話してみるといいでしょう。
いずれにしても予約制のところが多いので、まずはお電話を!
大丈夫、きっと治りますよ。