2008年2月21日現在、抗鬱剤の断薬終了期(パキシル10mgを2日に一度服用中)にして思うこと。
「うつ病」は一言で言うなら「自己否定病」だと思います。
もちろんこれはあくまで私の主観的な意見なので、違うという方がいても否定しないですよ。
ただ、私が今まで逢ったうつ病の方は共通してそうだったので、あながち間違いではないように思います。
一個人の「物に対する考え方」というのは、それまで生きてきた年月の間に体験してきた様々な要因によって方向づけられます。
これは自己分析ですが、私がうつ病になった原因は、私がそれまで生きてきた環境によって培ってきたつもりだった
「自分と周囲とのおりあいの付け方」の方法論を見失ってしまったところにあると思っています。
つまり、うつ病になった原因は以下のとおり。
*自分のことがあまり好きではなく、周りからの評価でしか自分をはかることができなかった
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自分に自信がないので、他者の顔色を伺い、なんとか好かれるひとになろうと思ってしまっていた
*自分に厳しいがゆえ、他者から評価されない自分を「ダメだ!」と思ってしまっていた
3つとも同じことを言っているようにも見えませんか?
つまり、
自分のことを本当の意味で『愛して』いなかったのだと思うのです。
だから、他者から言われたことで、自分がブレる。
「自分がない」から、「自分が好きじゃない」から、「そんな私はダメだ」と思ってしまう。
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実際に約2年間受けたカウンセリングのなかで、
私のテーマだったことは「どうしたら自分を好きになれるか」でした。
もし今、このことに思い当たる人がいたら、慌てないでまずは精神科に行ってみてください。
あなたに必要なのは「自分のことを冷静に客観視するヒントをくれるひと」。それが精神科医です。
次回は、病院の選び方について、私なりに感じたことを書きますね。