きみを楽しませるための嘘をつこうと考えて、 結局なにもうかばない。 つまらないやつだって思うかな? きみを悲しませないための嘘だって、 一生思いつかないから。 ずっとこのまま、手をつないで暮らすから。 桜のトンネルをぬけるとき ぼくはきみの手を、強くにぎりしめた。 <2003.4.1>